サッカーゲームをサッカー観戦に持ち込むな
この記事でいうゲームとはサッカーゲームのことです。
サッカーゲームは現在とても人気です。
代表的なもので言えば、
EAスポーツさんのFIFAですね。
この二つは私の周りでもやっている人が多いです。
特にアプリが手軽でみんなやっていると言っても過言ではありません。
私もサッカーゲームをやっていて、選手の名前と顔を覚えるのにとても役に立ちました。
正直言ってサッカーゲームは知識をつけることや、サッカーに対する関心を持つことにとても適していて良いことずくめです。
ただ気をつけて欲しいのが、サッカーゲーム中心の考え方になってしまうことです。
サッカーゲームっていうのは実在する選手を使って遊びます。そして、それが楽しいゲームです。
ただ、実在する選手を使うことでサッカー観戦に悪影響を及ぼすことがあります。
今回はその悪影響を紹介します。
ゲームがサッカー観戦に及ぼす悪影響
その1 選手をゲームのデータで見てしまう
サッカーゲーム内には各選手それぞれ細かいデータがあります。ゲーム内ではそのデータをもとにチームを作っていくので、自然とそのデータと選手を結びつけてしまいます。
データは数値で表されるのでどっちが上かが明確です。ただ考えてみてください。選手の能力を数値で測るのって難しくないですか?スピードだったらまだわかるかもしれません。ただキックやドリブル能力っていうのは基準がわかりません。
各会社がそれぞれ練りに練って作った基準だっていうのはわかります。
ただ一番信用できるのは選手自身の主観と他の選手による客観だと私は考えます。
そんな中こんな動画があります。
FIFA 20 | GABRIEL JESUS and FERNANDINHO GUESS NEW RATINGS
この動画はマンチェスター・シティの選手のFIFA20での能力をチームメイトであるガブリエル・ジェズス、フェルナンジーニョが当てるという内容です。
この動画では主に客観的な視点を表しています。本人のデータも含まれているので主観も含まれています。
動画内では
「彼(ベルナルド・シウバ)の守備はもっと良い」
「彼(ジョアン・カンセロ)のシュート能力はもっと良い」
「俺(ガブリエル・ジェズス)のシュート能力はもっと高いよ」
と二人が発言しています。
もちろん納得している部分もあります。ただ中にはやっぱり思ってたのと違うなという部分があります。
その選手を一番近くで観て一緒にプレーしていて、なおかつ比較される他のチームの選手ともサッカーをしているこの二人です。一番評価としては正しいのではないでしょうか。
ついでにもう一つ動画を紹介しましょう。
Liverpool players react to their FIFA 20 ratings | Van Dijk with Salah, Mane, Firmino and more
この動画はリバプールのディフェンダー、ファンダイクがチームメイトに
「お前の能力FIFA20だとこれだけどどう?」って聞いていく動画です。
内容的にはさっきと違って主観的ですが、言ってることは同じです。
つまり、毎日コンディションも調子も違う実在する選手を数値で表すのはほぼ不可能だということです。
その2 ゲーム基準でサッカーを考えてしまう
サッカー観戦者には一定層ゲーマーのことを好まない人がいます。
それは何故か?
すぐにゲームに置き換えるからです。
自分がよく目にするのはYouTubeのコメント欄です。
例えば、ある選手が試合でハットトリックしたとします。そして、「やったー好きな選手が点決めたし、活躍した。代表によばれるかもしれない」と考えます。
そんな中「ウイイレみたいなシュートだな」というコメントがあったとします。
このコメントだけじゃみんなスルーします。
ただここ最近こういったゲームのコメントが増えています。
このコメントがゲームの動画についているなら文句は言いません。しかし、こういったコメントがついているのは試合のハイライトなどです。
みんながどう思っているのかはわかりませんが、私は
「試合に集中しろ」って思います。コメント欄は自由な場なのでどんなコメントも書いていいんですが、動画に関係のないコメントが続くと流石に目につきます。
実際にコメントに「試合に関係ないことを書くな」って返信する人もいます。
サッカーはサッカー、ゲームはゲームしっかりとわけて考えましょう。
まとめ
今回は自分が普段思っていることを記事にしました。
自分もゲームは好きなので、気持ちはわからなくもありません。
最初は私もウイイレが基準でサッカー観戦してました。特にロシアW杯あたりは見始めたばっかりだったのでウイイレ中心でした。
ただ見てたら当たり前ですけどゲームとリアルは違うとわかりました。
ゲームはゲーム、サッカーはサッカーです。
わけて考えましょう。
この記事を読んでいただきありがとうございました。
皆さんの役に少しでも立てればうれしいです。